09年6月に発売した7枚目のアルバム「ULTIMATE DIAMOND」で、声優として史上初のオリコン週間ランキング1位を獲得した水樹奈々さん。7月には西武ドーム(埼玉県所沢市)で初のドーム公演を開き、3万人を動員、声優として初めて大みそかの「第60回NHK紅白歌合戦」に出場した水樹さんに、声優や歌への思いを聞いた。(毎日新聞デジタル)
--「NHK紅白歌合戦」の舞台に立った時の心境は。
リハーサルの時から今まで感じたことのない緊張感で、ものすごく緊張しました。でも、スタッフの方が(演出で)会場の方全員に青いサイリウムを配ってくださっていて、それが会場一面に広がった時に、自分のライブでの光景と重なったんですね。その瞬間に緊張が解けて、普段通りに歌うことができました。
--紅白の他の出場者の方とは、お話はされましたか。
坂本冬美さん、中村美律子さんとお話をさせていただきました。小さいころから演歌が大好きで、のど自慢大会でも「あばれ太鼓」や「河内おとこ節」を歌わせてもらっていたので、お二人の紅白初出場のエピソードや、お互いのDVDの交換をして感想を聞かせていただいたり。他の出演者の方と(音楽の)ジャンルを超えてお話ができたことは、とても貴重な体験でしたね。
--紅白出場は刺激になりましたか。
リハーサルで演歌歌手の方の生歌を聴かせていただいた時に、すごく鳥肌が立ちました。迫力が全然違いましたね。小さいころから演歌が体に染み込んでいるので、奮い立たされました。(演歌の歌い方は)今の自分の核になっている部分だと思います。演歌歌手の方と共演するのは今回の紅白で初めてで、小さいころにリサイタルでお客さんとして聞いていたのですが、同じステージで歌手として聞くのは初めてで、とても刺激になりました。
--オリコン首位、ドーム公演、紅白出場と激動の1年でした。
私一人だけでは何もできないので、応援してくださるファンや、スタッフの皆さんのお力があってこその結果だと思います。あこがれだったものが現実になって、夢みたいで、何かよく分からないうちに1年が過ぎていったという感じです。やはりデビューした時から「いつか紅白出場!」とか、みんなが目指す場所じゃないですか。「夢みたいなことを言ってないで、現実を見なさい」と言われたこともあったけれど、いつかは信じて頑張ればかなうんだということをすごく感じた年でした。
--モチベーションの源は。
私はブログをやっているのですが、紅白の出場が決まったことをブログで報告した時に、ものすごい数のレスポンスがあったんですね。そのコメントを、一つ一つ読んでいるだけでうれしくて。紅白が終わった後のコメントの数もものすごく多くて、本当に近いところでみんなが応援してくれていることを感じられる場所だから、ブログは私の中でとても大事なエネルギーの源です。本番前は同じように緊張してくれて、歌い終わったら一緒に泣いて(笑い)。一緒に頑張ろうよという気持ちがすごく感じられます。
--女性のファンが増えてきたそうですね。
それはすごくうれしいです。今まで女の子って、ライブ会場のどこにいるんだろうと探していたんですけど、今は最前列にいてくれたり。同性の方から声援を送っていただけるのは、とても励みになりますよね。
--今年はテレビなどメディアへの露出がさらに増えそうですが。
機会があれば、ぜひ出演させていただけたらと思いますね。でも、やっぱり自分の中では、あくまで声優としての活動が主軸です。声優としての自分があってこその水樹奈々ということは、今後も変わらないと思います。(今年新たにやりたいことは?)声優として、歌手として今まで歩んできた中で、それを生かせるものにチャレンジしたいと思っています。
--ファンの方にメッセージを
今年は私にとっていろんな節目を迎える年で、自分自身も(年齢が)10の位が一つ上がったり、デビュー10年目と、大事な1年なので、今年はよりみんなで楽しいことができればと思います。いろんなことに積極的に取り組んでいけたらと思いますので、何が飛び出すか分からない水樹奈々に注目していただけたらうれしいです。これからも応援よろしくお願いします。
<プロフィル>
みずき・なな=1980年1月21日、愛媛県新居浜市生まれ。98年声優デビュー、00年にシングル「想い」で歌手デビュー。テレビアニメ「NARUTO」の日向ヒナタ役や、「ハートキャッチプリキュア!」の花咲つぼみ役、洋画やゲームの吹き替えやラジオのレギュラー番組など、幅広いジャンルで活躍している。












