釧路漁港で炊き出しを行う新垣結衣さん
釧路漁港で炊き出しを行う新垣結衣さん

 女優の新垣結衣さん(21)と生田斗真さん(25)が、主演映画「ハナミズキ」(土井裕泰監督)の国内撮影を北海道釧路市で終え26日、撮影で世話になったという釧路漁港の人々にマダラのみそ汁と、北海道ならではの「ちゃんちゃん焼き」を振る舞った。

 25日の深夜、雪の降る中で撮影を終了したが、沖縄出身の新垣さんは雪を見て「キャー! きれい! テンション上がる〜」と大はしゃぎで、「こんなキラキラしたきれいな雪の中で(国内での撮影を)終われて幸せです」とコメント。炊き出しでは「みなさんのご協力のお陰で楽しく過ごせました」と人々に感謝の心を伝えた。

 映画は、歌手の一青窈(ひとと・よう)さんが04年に発売した楽曲「ハナミズキ」をモチーフにした10年越しの愛を描く純愛物語。北海道で東京の大学を目指す高校生・平沢紗枝(新垣さん)と、家業の漁師を継ぐために水産高校に通う同学年の木内康平(生田さん)は恋に落ちるが、紗枝が東京の大学に進学し、地元に残った康平との間に波風が立ち始め、2人は別れる。紗枝はキャリアウーマンとなるが、紗枝の実家の庭に植えられたハナミズキに導かれるように紗枝と康平に奇跡が起こる……という内容。「恋空」「涙そうそう」の土井裕泰監督がメガホンをとり、紗枝の母を薬師丸ひろ子さんが演じる。09年9月から撮影していた。

 「ハナミズキ」の花言葉が「返礼」であることにちなんで、感謝を伝えようと今回の炊き出しが企画された。このロケですべての撮影を終えた生田さんは「釧路の漁師のみなさんに本当に助けていただきました」とあいさつし、「漁に参加し、漁師のみなさんが温かくて、仕事に誇りを持っていて、役作りとしても人生経験としても貴重な体験でした。シャケ漁はマスターしたので力になれると思います」と話した。漁港の人々は映画のヒットを祈願し、撮影で使用したものと同じデザインの大漁旗を生田さんに贈った。また、新垣さんは生田さんに木彫りのクマをプレゼントした。

 今後、米ニューヨークとカナダでの撮影を行う新垣さんは「海外でのお仕事は経験が少ないので緊張していますが、何より楽しみたいと思います」と決意を新たにし、生田さんは「英語のせりふとか大変だと思うけれど、体に気を付けて頑張ってほしい」とエールを送った。映画は8月21日から全国でロードショー予定。【服部美央/毎日新聞デジタル】